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『マリリン 7日間の恋』(2011)


『マリリン 7日間の恋』あらすじ

名優ローレンス・オリヴィエが監督と主演を務める『王子と踊子』の撮影で、ハリウッドからロンドンへと渡ったマリリン・モンロー。
スタッフから大歓迎を受ける彼女だったが、初の海外撮影に対する重圧などから現場に遅刻するように。
ローレンスたちに冷たくされて困惑するマリリンに、第3助監督のコリンは第三者からの視点でアドバイスを送る。
それを機に、二人は心を許し合う仲になるが……。

ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー、エディ・レッドメインなど豪華俳優陣が演じるどこまでも魅力的なモンローの素顔

主演はコリン役にエディ・レッドメイン、モンロー役に『 マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)ミシェル・ウィリアムズ。
共演に『シンデレラ』 (2015)の監督や『ヘンリー五世』(1989)のケネス・ブラナー、『ハリー・ポッター』シリーズや『ウォール・フラワー』(2012)のエマ・ワトソンなど。
監督はサイモン・カーティス。
原作は、当時撮影に参加していたコリン・クラークの著書。

天性の才能で世界を魅了したマリリンが抱えていた周りからの重圧による苦悩や少女のような自由奔放な姿を、彼女と心を通わせ献身的に支えた一人の撮影スタッフの日記をもとに描いた作品。
あくまでも表は世界が夢見る魅惑の銀幕スターとして記者の質問を軽快にあしらったりと余裕のある素振りを見せますが、中身は薬に依存するほど臆病で可憐なごく普通の女性という、モンローがさらに魅力的に映る作品です。
1962年オーバードーズ(一説ですが)で亡くなる5年前に公開された映画の撮影時を描いているため、彼女の一つ一つの行動から儚さも感じます。

ケネス・ブラナーは『オリエント急行殺人事件』(2017)の予告でポワロ役として登場した予告を先日見たのですが、知らずに見たせいか全く誰だかわかりませんでした。
今回のローレンス役も、メイクも相まって「ケネス・ブレナー」として演技するのではなく、ローレンスという人物をオリジナルの世界観の中に落とし込んだ存在感の際立った演技だったと思います。
カメレオン俳優というか、個を消して役を引き立てる役者は大好きなのでさすがケネスといった感じです。
モンロー役のミシェルは主演女優賞、ケネスは助演男優賞としてアカデミー賞にノミネートされました。
若干の下心とそれ以上の優しさと思いやり、ユーモア、ぎこちなさをそのまま体現したエディ・レッドメインの演技も素晴らしかったです。
エマと共演してますが、後にファンタビでハリー・ポッターシリーズに参戦するとは当時誰が予想したでしょうか。

豪華俳優陣が誰もが知るモンローの知られざる素顔を描き、死してなお彼女の魅力にハッとさせられる作品でした。

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