CineMurMur

映画を中心に、音楽、漫画、アート、カルチャーについて、気になったことを綴っています

映画 洋画

『ジャージー・ボーイズ』(2014)


『ジャージー・ボーイズ』あらすじ

ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。
コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。
やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。

クリント・イーストウッド監督がザ・フォー・シーズンズの結成・成功・解散の裏側を描くミュージカルを映画化

フランキー・ヴァリにジョン・ロイド・ヤング、ボブ・ゴーディオにエリック・バーゲン、トミー・デヴィートにヴィンセント・ピアッツァ、ニック・マッシにマイケル・ロメンダ。
監督は『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)などのクリント・イーストウッド。
原作はトニー賞を受賞した同名ミュージカル。

1960年代にビートルズと並ぶ人気を誇ったザ・フォー・シーズンズの、グループ内の結束や不和を描きます。
所々、俳優一人一人が画面に向かい私たちに直接語り掛ける演出が特徴で、原作がミュージカルなだけに一人一人にスポットが当たり心の声を会場に語っているような舞台上の演出を彷彿とさせます。
美しいファルセットから成り立つハーモニーが美しく、歌う楽曲も陽気でどれか必ず聞いたことがあるほどの人気ぶりで知られる彼らですが、勝手が分からないニュージャージーの田舎出身の彼らがレコード会社と契約を果たすまでの道のりや、メンバーの裏切り、そしてお金の問題など、幾度となく押し寄せる苦難を乗り越えていたのには驚きました。
メンバーの裏切りといっても彼らはほとんど幼馴染で、最初は弱々しかったフランキーが社会の荒波に揉まれる中で成長し、メンバーの裏切りのような不祥事も友情を優先して肩代わりするなど、彼らのハートの熱さに胸を打たれます。
イタリア系アメリカ人でバックにマフィアがついていたり(だからお金の問題がこじれるのですが)、友情に熱いところなどゴッドファーザー好きとしては見ていて楽しかったです。

逆境に屈しないやんちゃな男たちと陽気な音楽が楽しい、勇気がもらえるミュージカル映画でした。

-映画, 洋画
-