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映画 邦画

『グーグーだって猫である』(2008)

2017/07/23


『グーグーだって猫である』あらすじ

吉祥寺在住の漫画家、麻子が締め切りに追われる中、愛猫のサバが静かに息を引き取る。
そのショックで漫画が書けなくなった麻子を、アシスタントのナオミたちは心配しながら見守っていた。
そんなある日、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、グーグーと名付けて一緒に暮らし始める。

小泉今日子主演。大島弓子の同名エッセイ漫画を、漫画から飛び出してきたようなキャスティングで映画化

主演は小泉今日子。
共演に上野樹里、加瀬亮、森三中の大島美幸・村上知子・黒沢かずこなど。
監督は犬童一心、音楽に細野晴臣。
原作は大島弓子の同名エッセイ漫画です。

ちなみに私の一番好きな漫画家は萩尾望都なのですが、彼女や山岸凉子、竹宮惠子達と並んで24年組と呼ばれる少女漫画界のレジェンド、大島弓子が実際に飼っている猫グーグーや彼女の生活について綴ったエッセイ漫画が元になっています。
穏やかに、そして時にシビアに女性の内面を描く大島弓子の作風や絵柄が好きで、小島麻子が出会うちょっと風変わりな青年沢村を見た時、彼女の漫画から飛び出してきたような加瀬亮の風貌に驚きました。
絵に描いたような少女漫画好みの抜群なスタイルと素朴なのに存在感のあるイケメンとして登場します。
彼の演技は、この一年後に公開された『重力ピエロ』(2009)等で見ていたのですがその時とは真逆のような役柄で演技の幅にも感心してしまいました。
サブカル女性が選ぶ理想の男性(個人調べ)で常々トップにランクインする彼の魅力を今作で一番発見できたかもしれないです。

小泉今日子と細野晴臣がデュエットしたテーマソングがとってもゆるくて、自然に溶け込むような歌声に癒されます。
主人公小島麻子、そして実際に大島弓子を突如苦しめる闘病の辛さをアシスタントたちの優しさや新しい恋、そして自由気ままなグーグーと出会った幸福で相殺される穏やかな映画でした。
宮沢りえ主演、同じ犬童一心監督でドラマ化もされているこの作品、映画はコメディ調が強いのに対しドラマは若干シリアスで、宮沢りえの演技にも注目ですのでおすすめです。
「重版出来」で編集者を演じた黒木華が執筆者サイドになっているのにもフフっとなりますよ。

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