『カウボーイ&エイリアン』(2011)
『カウボーイ&エイリアン』あらすじ
過去の記憶をなくした男が砂漠の町アブソリューションに迷い込むが、住民たちからは歓迎されなかった。
また、すべては町を牛耳るダラーハイド大佐の支配下にあることを知る。
男の記憶の手掛かりは片方の手首にはめられた手かせだけだが、そんな中、町の上空から未曾有の脅威が襲い掛かってきて……。
ハリソン・フォードとダニエル・クレイグが共演、総指揮にスピルバーグ、『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督という夢の布陣がカウボーイとエイリアンを束ねる
主演は『007』シリーズのダニエル・クレイグ。
共演に『インディー・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』のハリソン・フォード、オリヴィア・ワイルド、ポール・ダノなど。
監督は『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー。
製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ。
原作は同名のグラフィックノベルです。
昔、確か本作が発表された際に雑誌のインタビューでダニエルが「カウボーイがやりたくて俳優になった」と言ってたので、それを言わしめたこの作品は一体どれほどのものなのだろうと思った記憶があります。
タイトルからして彼の念願の役は演じられたのだろうかと甚だ疑問でしたが今回見てみて彼らしいカウボーイがちゃんとあって、良い意味で頭が混乱しました。
完全に007の影響で、ボコボコにされている彼はとっても魅力的ですね。そしてそこから無尽蔵な体力でもって鬼の復活からの復讐を果たすのはもはや十八番ですね。
ベテランのハリソン・フォードの力もあって、どこまでも土臭いSFに仕上がっています。
総指揮にスピルバーグ、監督はアイアンマンのとあってサイファイ的な映像はとにかく美しいです。西部劇の演技ももちろん申し分ありません。
クラシックなウエスタンの乾いた大地に、なぜか強引に割り込んでくるエイリアンという謎の生命体に皆が頭をかしげるのは一番最初に予想できたことでしょう。
豪華キャスト、精鋭のスタッフが全力で水と油を混ぜてB級SF超大作に仕上げるとこうなる、というのが良く分かる映画です(褒めてます)。