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映画 邦画

『カメレオン』(2008)

2017/08/09


『カメレオン』あらすじ

幾度となく変化を繰り返してまるでカメレオンのように生きる伍郎は、ターゲットに疑いすら持たせずに欺いて金を稼ぐ、あてのない人生を送っていた。
ある日偶然、政府要人の拉致現場に居合わせてしまった伍郎の詐欺グループは事件を目撃したことが原因で仲間を殺されてしまい、伍郎は復讐を計画するが……。

藤原竜也がスタントなしの本格アクションで詐欺師を演じる

主演は藤原竜也。
共演に水川あさみ、『南極料理人』(2009)の豊原功補、谷啓、波岡一喜、柄本佑、菅田俊、萩原聖人、平泉成など。
監督は『どついたるねん』(1989)などの阪本順治、脚本は「あぶない刑事」の丸山昇一。
実現できなかった松田優作主演の“遊戯シリーズ”第2弾『カメレオン座の男』を映画化。

今の藤原竜也を形作る先駆けのような作品でした。
アルミ階段を背中を使って豪快に滑り降りたり、高所から飛び降りてから木の板を振り回したり床を這いずりまわったり、殴ったり殴られたりととにかく身軽にスタントなしでよく動きます。
彼が出演する作品の定番になっている雄叫びはまだ見られませんが、ブチ切れたときの眼光の強さは、今後の彼の役者人生を物語っている気がします。
『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』(2004)では心優しいヤクザを演じていましたが、今回は性根が悪い詐欺師を演じています。
清純派の水川あさみも憎めない下品なインチキ占い師を演じていて好印象です。

また、所々キレのあるコミカルな演出や被写体から距離をとって撮影された映像が印象的でした。
今回初めて見る阪本順治監督作品だったのですが、比較的近年に撮られたということもありキャスト含め見やすかったです。
渋いイメージを払拭し、監督のデビュー作や他の作品への興味が湧くきっかけになりました。

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