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『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2016)

2016/12/26

youngadultny

『ヤング・アダルト・ニューヨーク』あらすじ

ドキュメンタリー映画で成功して以来8年間、いつまでも新作を「編集中」と謳うジョシュと映画プロデューサーの妻コーネリアは、ミドルエイジで子供を持たず、友人の話を鬱陶しく思う半面どこか負け惜しみな感じが否めないマンネリな日々を送っていた。
映画学校で講師もしているジョシュはある日、教え子でジョシュを尊敬しているという監督志望のジェイミーと妻のダービーに出会う。20代でエネルギーに溢れ、お洒落でクリエイティブに生きる若い夫婦に感化され、生活に彩が戻ったように思うジョシュとコーネリアだが…。
ブルックリンを舞台に、2組のカップルの交流を描いたロマンチック・コメディ。
主演は『LIFE』のベン・スティラー。妻役にナオミ・ワッツ。20代の若い夫婦は『マンマ・ミーア』のアマンダ・セイフライドと、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で話題のアダム・ドライバーが務める。

じわじわ人気を伸ばすコメディアン、ベン・スティラー

コメディアンの両親を持ち兄弟も芸能界で活躍している、彼はいわゆるエンターテイメントのサラブレッドです。
私の浅い見地からくる個人的な感想なのですが、近ごろこれというコメディアンをハリウッド映画で見ません。
私の世代で記憶に残るかつて一世を風靡した方々といったらローワン・アトキンソン、ジム・キャリー、ブレンダン・フレイザー、そして何といっても2014年に世界中から惜しまれつつこの世を去ったロビン・ウィリアムズ。
上記の方々は近ごろめっきり拝見しなくなりました。
次世代として私が今期待しているのはオーウェン・ウィルソン、そして今回の『ヤング・アダルト・ニューヨーク』に主演するベン・スティラーです。
彼はコメディアンの傍ら監督も務める文化人的一面も見せており、さらにそれが成功しているものですから、現在もなおじわじわと期待度が上がっているのではないでしょうか。
ベンの監督作品『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』はロビンの遺作の一つとなっており、シリーズを通して出演していたロビンは鬱を患いながらも続投し、見事演じ切りました。
そこにはベンへの深い信頼と、彼に自分の最後の雄姿を見せることで次世代へのバトンタッチの意味が込められていたのではないかと思わずにはいられません。
また、私がなぜ「今も成長を遂げている」と表現したかというと、彼が監督を務め、さらに異色を放った2014年のヒット作『LIFE』の存在があるからです。
画面いっぱいに広がる壮大な自然の風景と妄想癖から生み出されるド派手なアクション、かと思いきや実は現実世界の出来事だったりして、現実は小説より奇なりとはこのこと。
人生を考えさせられる、深い作品に仕上がっています。

アラフォーで流行りに疎くなり、若者についていこうと必死になる役を演じるようになったベン・スティラー。
常に新しいことに挑戦し、素敵な年の重ね方をしている彼の新たな表現・演技に期待します。
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』日本では7月22日より公開です。

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