CineMurMur

映画を中心に、音楽、漫画、アート、カルチャーについて、気になったことを綴っています

映画 洋画

『レジェンド 狂気の美学』(2015)

2018/01/18


『レジェンド 狂気の美学』あらすじ

1960年代初頭のロンドン。双子のギャング、レジー・クレイとロン・クレイは暴力で街を支配し、有力者やセレブリティーとも親しく、権力をほしいままにしていた。
やがてレジーはフランシスと結婚し、ナイトクラブの経営に重点を置くようになる。
しかし、組織内の争いやロニーの破滅的な行動により彼らの栄華に陰りが見え始める。

個性的なクレイ兄弟を一人二役で見事に演じ分けたトム・ハーディの魅力あふれる作品

主演はトム・ハーディ。
共演にエミリー・ブラウニング、『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・シューリス、クリストファー・エクルストン、タロン・エガートンなど。
監督はブライアン・ヘルゲランド。
原作はジョン・ピアソンのノンフィクション小説『ザ・クレイズ 冷血の絆』。

1960年代、ロンドンの裏社会を牛耳った双子の兄弟をトム・ハーディが見事に演じきっています。
最初はどこを向いてもトム・ハーディがいて混乱したものの、服装の違いよりも明らかに喋り方や表情が違っていて見分けるのに苦労しなくなります。
彼の演技の幅が広いからと一言でまとめることもできるかもしれませんが、こんなに性格が違うのに同じ家庭環境で育った双子、兄弟、家族だという、背景にある共通点を窺わせる演技でした。
そして、そのことが心強い時もあればお互いの人生の障害になったり疎ましく思えたりする繊細な部分、お互いが傷ついていく演技にトムの魅力がつまっています。
彼の演技は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)や『インセプション』(2010)くらいだったものでいまいち掴めていなかったのですが、同じような状況の方には是非おすすめしたいです。
また、ギャングといえば少し堅苦しく泥臭いイメージを持つかもしれませんが、いたって人間臭く、人生のままならなさを描いたドラマ性の強い作品でした。

-映画, 洋画
-, , ,