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『ゲット・アウト』(2017)


『ゲット・アウト』あらすじ

ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリスは、週末に恋人の白人女性ローズの実家に招かれる。
歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。
翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。

黒人差別の通念を逆手にとった、スリルとコメディとどんでん返し

主演はダニエル・カルーヤ。
共演にアリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、キャサリン・キーナー。

Get Out』のことを書いたのが3月。
当時アメリカで大ヒットを記録し、日本での公開は7ヶ月後の10月末になりました。そして先日やっと見てきました。
当初予想していた内容と違って(どう違ったかは具体的に形容しがたいのですが…)面を食らったのですが、しばらくしてじわじわと面白さに気づかされました。
「オバマに3期目があれば絶対投票している」とオバマの出現によって黒人への意識が変わり保守的な地域に住む白人の両親ももしかしたら受け入れてくれるかもしれないという期待をやはり裏切る親戚たちのうわべだけの理解、そして言動の節々に現れる蔑視や揶揄とも受け取れる対応。
結局そうなのね、99%の高評価とは?と疑問に思いつつ見続けていたら、催眠術が鍵になってくるあたりから様子が変わり、後半は怒涛の展開でコメディアンである監督の手腕が発揮されたアメリカンな終わり方でした。
競りのようなビンゴゲーム(実際は違う目的なのですが)や身体的特徴を特別視するような表現に特に注目して、そして町山さんによればトランプの当選によってボツになったもう一つのエンディングもあるとのことなので、散りばめられた伏線を回収しながら見直したい、ソフト化が待ちきれない作品です。

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