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『ルーム』(2015)


『ルーム』あらすじ

5歳の誕生日をむかえたジャックは、生まれてから一度も狭い部屋から出たことがなかった。
母親のジョイと二人きりで外界と断絶されている理由は、7年前、母親がまだ女子高生だった頃に騙されて誘拐され、厳重に施錠・防音された部屋に監禁されていたからだった。
母親だけがリアル、全てはテレビの中に存在する平面でしかないというジャックにとって部屋の中が彼の知る世界の全てだった。
部屋の暖房が止まった日を機にジョイは命がけの脱出計画を図り、ジャックに助けを呼ぶように頼むが…。

ブリー・ラーソンとジェイコブ・トレンブレイ主演。『FRANK -フランク』の監督による、実話を元にした衝撃のドラマ

主演はブリー・ラーソンとジェイコブ・トレンブレイ。
共演にジョアン・アレン、ウィリアム・H・メイシー、トム・マッカムスなど。
監督は『FRANK -フランク』(2014)などのレニー・エイブラハムソン。
原作は、オーストラリアで実際にあった実父による監禁事件をもとに書かれたエマ・ドナヒューの小説。

第40回トロント国際映画祭で観客賞を受賞するやいなや瞬く間に噂が広がった話題作です。
希望のない閉ざされた環境からの親子の壮絶なの脱出劇や、脱出後の心の傷との向き合い方、そして母親と犯人以外生きた人間を見るのが初めての少年とその母親が社会に適応していく過程などに心を揺り動かされます。
普通の家の庭にあるプレハブ小屋が犯行現場というあたり本当に恐ろしいですし、そして7年間続いた苦痛が案外あっさり終焉を迎えたこと、そして解き放たれた親子を待ち受ける新たな苦痛がリアリティに富んでいて作品の印象を強くしています。
5歳の子供がもつ理解力と適応力にもただただ圧倒されます。子役の純粋な演技にも注目です。
そして、深い愛情でつながった親子の強い絆と生き方に涙するショッキングな作品でした。

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