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『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)


『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ

とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。
自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。
彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。

スプラッタ×トラウマ×子供たちの青春物語のS.キング原作小説の映画化

主演はジェイデン・リーバハー。
共演にジャクソン・ロバート・スコット、 ジェレミー・レイ・テイラー、フィン・ウルフハード、ソフィア・リリス、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブス、ジャック・ディラン・グレイザーなど。
ピエロのペニーワイズはビル・スカルスガルド。
監督はアンディ・ムスキエティ。
原作はスティーヴン・キング。

予想していた精神的恐怖よりも、R15らしく血の表現のある視覚的恐怖が強い作品でした。
とはいえ終始ピエロの恐怖におびえるだけの作品ではなく、途中途中で挟む子供らしいやりとり、夏休みの青春、そして最後の子供たちの逆襲に思わず笑ってしまいます。
事前情報の「ホラー・ミーツ・スタンドバイミー」の意味が分かり、配分も丁度よかったです。

原作では子供たちの壮年期も描かれていて、20世紀少年の原作と聞いて驚きました。
確かに、幼少期と壮年期で同じ敵と戦っていましたね。
itを友達と表現するのは日本人的恐怖心が現れていてセンスを感じます。
そもそも邦題が間違えていて、itは単に「それ」という意味ではなく、鬼ごっこの「鬼」のことだそうです。(邦題の嫌いなところです)
そこの解釈も20世紀少年はきちんと受け継いでいますね。

本作がヒットしたため続編の話も出ているようなので、27年後、彼らがまたピエロと対峙する物語に期待したいと思います。
ピエロの姿が大人には見えないとはいえ子供が連続して行方不明になっていることは事実なのに大人たちに緊迫感がないのが不思議だったので、ピエロの存在を知り唯一生き延びた彼らがどのような行動をとるのか楽しみです。

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