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映画 邦画

『残穢-住んではいけない部屋-』(2015)


『残穢-住んではいけない部屋-』あらすじ

ミステリー小説家である私に、読者の女子大生・久保さんから自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。
早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。
久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり……。

竹内結子と橋本愛が共演。事故物件をめぐり呪いの歴史を辿る、一味違ったホラーミステリー映画

主演は竹内結子。
共演に橋本愛、滝藤賢一、佐々木蔵之介、坂口健太郎、山下容莉枝、成田凌など。
監督は『アヒルと鴨のコインロッカー』(2006)や『殿、利息でござる!』(2016)の中村義洋。
脚本は上記作品などで中村義洋とタッグを組んできた鈴木謙一。
原作は小野不由美の同名小説。

『ダ・ヴィンチ』の「怪談オブザイヤー」で第1位を取るなど、ホラーサスペンスとして高く評価された小説が原作です。
呪いの元凶を詳しく辿る、リアリティのある作品です。
突発的な怪奇現象などではなく、根深い恨みが積もりに積もって現代にまで巡っているところが今までのホラーと違っていて、歴史の長さだけ重量感を増した恐怖が見るものにのしかかってきます。
土地に由来した因縁深さと不可解さが主なホラー要素で、呪いの内容も呪いなのか自然発生的な不具合・不幸なのか、そこがはっきりしないところが呪われた人間にとっては避けようがなく、ただただじわじわ蝕まれていくのを待つしかないという状態が作品を特別なものにしていると感じたのですが、チープなCGが出てきたときは何か冷めるものがありました。
現実的に一番怖かったのは、パソコンに打ち込んでいたデータがみるみる文字化けしていくところでしょうか。悪夢ですね。

呪いが伏線となって、由来を探るうちに解き明かされていく流れはミステリー映画としても楽しめる作品でした。

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