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『ミスト』(2007)


『ミスト』(2007)あらすじ

ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド。
軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。
設備点検のために外に出た店員のジムが不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。

スティーヴン・キング原作×フランク・ダラボン監督の胸糞映画の代表作

主演はトーマス・ジェーン。
共演にマーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン、アンドレ・ブラウアー、トビー・ジョーンズなど。
監督と原作は、『ショーシャンクの空に』(1994)『グリーンマイル』(1999)と同じ組み合わせのフランク・ダラボンとスティーブン・キング。

後味の悪い映画と検索すると必ず出てくる『セブン』(1995)『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)に並ぶ有名作『ミスト』。
ずっと気になっており、後味のこと以外は全く情報を入れずに見ました。
よく比較される上記2作のことを考えると霧の中身の正体は予想外で肩透かしを食いましたが、見ているうちにテーマはそんな上辺にはなくもっと深い部分ではないかということに気づきます。キャッチコピーがいただけないですね、日本版あるあるですけど。

ここからは個人の考察なのですが正体不明の恐怖を死と考えると、それから逃れるために人々がとるあらゆる抵抗が閉鎖されたスーパーの中で巻き起こっていると考えられます。
猜疑心や偏った思想への盲信が、為す術もなく閉じ込められた買い物客を翻弄します。
霧の中では必ず死ぬけど、だからって閉じこもっていても何も始まらない。恐怖に立ち向かう勇気を持った有志が集い、状況の打開を目指しますが…その後はご存知の通り。
結果から考えると、救いはないのでしょうか?ただ成り行きに任せていればいいという教訓?
でも確かに、噂に違わず胸糞映画なことは間違いありませんでした。
霧の正体よりも、そんな状況下で織りなす人々の集団心理の描写が面白い作品でした。

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