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『ジュリー&ジュリア』(2009)


『ジュリー&ジュリア』あらすじ

1949年、ジュリアは外交官の夫の転勤でパリにやって来る。
そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。
その50年後、ジュリーはジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。

メリル・ストリープがゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した、時代を超えて料理でつながる2人の女性の物語

主演は『メッセージ』(2017)などのエイミー・アダムスと名女優メリル・ストリープ。
共演にスタンリー・トゥッチ、クリス・メッシーナなど。
監督は『ユー・ガット・メール』(1998)や『奥さまは魔女』(2005)のノーラ・エフロン。

メリル・ストリープは本作でゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞しました。
エイミー・アダムス、『ユー・ガット・メール』のメグ・ライアンを彷彿とさせるおちゃめなかわいさを持つ主人公だなぁと思っていたらまさかの監督が一緒でいろいろ腑に落ちた作品でした。舞台セットやパソコンに向かう姿などもなんとなく似ていますよね。

ジュリア・チャイルドとジュリー・パウエルについて

1960年代に実在した料理研究家のジュリア・チャイルドが出版した料理本のメニューを、2002年のニューヨークに住むジュリー・パウエルが一年かけて再現するというブログを書き始めた実話がもとになったお話です。
ジュリアは第二次世界大戦中、高身長のため婦人陸軍部隊やアメリカ軍の女性部隊に参加することができず戦略諜報局に入り、学力の高さがかわれどんどん出世したそうです。
そして中国に赴任中に出会った最大の理解者である夫のポールと出会い結婚、そして一緒にフランスへ移り、ジュリアはフランス料理と出会います。
この映画の物語はそこからはじまります。

両人とも自分探しの過程で料理の道を発見しのめり込んでいきます。
そして出版に難航し、世間の評判に一喜一憂し、そしてその度夫に励まされる。
一見普遍的な物語ですが、女性への応援歌であるとともに、ジュリアの時代背景や、彼女の明るい言動の裏に隠された悲哀をはじめ、作り込みが丁寧だと感じました。
子供ができなかったり、キッチンに立つことが要求される女性の中には料理が苦手な人がいること、その理解が世間から低いこと、女性の権利や、仕事への姿勢、パートナーとの関係など、女性はうんうんと頷きながら見られるのはもちろん、愛する人を支えたい男性にも見てほしい作品です。

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