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「ワンダと巨像」

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「ワンダと巨像」あらすじ

魂を失った少女を救うため、ワンダは禁断の地に足を踏み入れた。魂を操ることができる存在と契約し、少女を救う代わりに大陸に散在する16体の巨像を倒すよう命じられ、ワンダと相棒の馬アグロは奔走する。

上田文人さんの色彩とカメラワーク

夏休み、「ICO」と本作品を連続でプレイしました。ちょっと心が病みましたが充足感と地に足がつかないフワフワ感が心地よく、充実した休みでした。
あの灰色ベースのくすんだ世界、抜群に好みです。芸術性が物凄く高い。疑問なのが、上田さんはゲームが作りたかったのでしょうか?正直、あのカメラワークはゲーム向きではありません。自分の作品をどう魅せたいか、さあ存分に私の世界を味わってくれ!という熱意が嫌というくらい伝わってきます。本当に嫌というくらい。視点が定まらなくて相当苦戦しました。比べちゃいけませんがゼルダのZ注目システム、素晴らしいですよね。
廃墟の洋館に取り残された埃だらけの分厚い神話の本をめくって、物語に入り込んでしまったような感覚です。ネバーエンディングストーリーです。

「ワンダと巨像」はずっと前から、ハリウッドでの映画化が噂されていたみたいですね。しかし熱狂的なファンが多く、そうなると自ずとアンチが多数で、話はいつまでも平行線のようです。初版が2005年なので、もう10年近くなります。
調べてみると2014年にThe Hollywood Reporterが監督決定と制作中という旨の記事を出しています。監督は下記の『MAMA』(2013)と同じ、アンディ・ムスキエティ。(「「ワンダと巨像」映画化進行中!デル・トロ製作『MAMA』の新鋭監督がメガホン」)

大きな分類でいえば、ワンダ向きですね。
私からしてみれば、上田さんご本人が指揮をとってもなんら遜色ないように思えます。ゲーム自体が丸々映画のような見せ方でしたから。思う存分、ご自身の趣味を丸出しにしてもらえたら原作ファンは映画化にぐうの音も出ないのでは?そして俄然楽しみになります。リンク先のシネマトゥデイに書かれているように、ムスキエティ監督のアイデアも世界観に沿って練られたもののようで、そちらにも十分興味があるのですが。
とは言え上田さん、しばらくは10月発売の新作「人喰いの大鷲トリコ」のことで手一杯でしょうね。PS2までしか持たない私は焦っています。
ワンダの映画化、ICOとのつながりや、世界観をプレイヤーに一任する姿勢を崩さない脚本・演出に期待したいです。

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