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『ルーシー』(2014)

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『ルーシー』あらすじ

出会って数日の男性に騙されマフィアの薬物取引に巻き込まれてしまったルーシーは、運び屋として体内に薬物を埋め込まれてしまった。しかし、外部の衝撃で薬の袋が破け、大量の薬物が体に吸収されてしまう。
通常は胎内で生成され、ほんの数ミリで胎児に爆発的な成長をもたらすという成分でできたその薬を大量に摂取したルーシーは、人間性と引き換えに常人をはるかに凌駕する能力を手に入れた。

専門知識を総動員したリュック・ベッソン監督

『ニキータ』『レオン』大好き人間なのと、前からインパクト大のポスターが気になっていたので見ました。
「人間の脳とその可能性」という壮大なテーマでしたが、上映時間89分とスッキリまとめられた作品です。
つっこみどころはさておき、面白い発想と着眼点・監督ならではの緊張感と迫力のある銃撃戦、という意味でも十分楽しめました。

普段、我々の脳は10%しか機能していないところ、薬物を大量に摂取することで100%まで引き出される過程を描きます。
人間の脳が100%機能した世界、それはつまり分子レベルで世界と一体化する?という解釈で間違いないのでしょうか?
そうすれば、ルーシーが能力開花とともに体験した一連の工程を見て、「そういうこともあり得るなぁ」と思えるかもしれません。自由に時間を巻き戻したり、タイムスリップしたり(もしくは単に頭の中で遡っていたり)できちゃうんです。人間の脳ってすごいですね。
監督も制作にあたり、有識者に話を聞いて回ったそうなのでそれなりの信ぴょう性がきっとあるのだと思います。

映画の序盤でも明言される「ルーシー」という名前とリンクするのが、人類の脳の発達と二足歩行の関係を初めて説明したアウストラロピテクスの化石に付けられた名前です。
猿人が人類に近づいた大きな一歩と考えられているルーシーと、人間からさらに進化しようとしている主人公のルーシーを重ねて見ることができます。
映画『ルーシー』は人類の脳の起源にも着目した、リュック・ベッソン監督の異色とも言える作品でした。

全然関係ないんですけど、なぜこの化石がルーシーと名付けられたかというと発見当時に流行ったビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」からとったそうです。ビートルズの影響がここまで…というのとネーミングの軽さに驚きますね。

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