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『ムーンライト』(2017)

moonlight

『ムーンライト』あらすじ

マイアミを舞台に自分の居場所やアイデンティティーを模索する黒人の少年シャロン。
彼の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、大人になるまでの3つの時代に分けて描く作品。
ドラッグやいじめ、虐待、自身のセクシュアリティに傷つき苦しみながらも、美しい愛に触れることで強く生きるシャロンの姿を、映画としては類を見ないほど踏み込んだリアリティをもって描いている。

オスカー前しょう戦にリードをとる、ブラピが手掛けるインディペンデント映画

エグゼクティブプロデューサーはブラッド・ピット。
主人公シャロンの少年期をアレックス・ヒバート、青年期をアシュトン・サンダース、成人期をトレバンテ・ローズが演じる。
そして「007」シリーズのナオミ・ハリスが麻薬常習者の母親役、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)でブラッド・ピットと共演したマハーシャラ・アリが親代わりとなりシャロンの面倒を見る麻薬ディーラー役として脇を固めます。

オスカー前しょう戦が話題となるこの季節、前回ご紹介した『ラ・ラ・ランド』(2016)と共に有力視されているのが本作。
先日、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞・監督賞ほか最多4部門を制しました。(ちなみに同じ回で、過去には『千と千尋の神隠し』『かぐや姫の物語』が受賞しているアニメ映画賞を『君の名は』が受賞しています。)
その他にも『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)も受賞したインディペンデント映画の祭典、第32回インディペンデント・スピリット・アワードにも最多タイとなる6部門でノミネート、第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードでも作品賞・観客賞ほか最多4部門に輝き、アカデミー賞有力作品として文句なしの受賞歴を重ねています。

少年の少年期、青年期、成人期を描く本編に合わせてコラージュされたポスターも印象的です。
貧困やいじめ、ドラッグなどの社会問題を、一人の少年の成長を通じて見つめるドラマ『ムーンライト』、日本での公開は2017年を予定しています。

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