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『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)

2016/12/27

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『ミッドナイト・イン・パリ』あらすじ

婚約者とパリに旅行にきていた主人公のギルは、ハリウッドでそこそこ売れている脚本家だった。
彼女との相性はいまいち合わないまま結婚の話をすすめるギルだったが、ある日夜中のパリを一人で歩いているといつの間にか1920年にタイムスリップしていた。
そこで憧れのフィッツジェラルド、ヘミングウェイ、ピカソ、ピカソの愛人アドリアナなどの著名人に会い有頂天になるギル。
夜な夜な1920年を訪れるようになったギルだったが…。

パリが大好きで過去に夢見がちなオーウェン・ウィルソンが演じるギルの、ちょっぴり目覚める物語

監督・脚本は巨匠ウッディ・アレン、主演はオーウェン・ウィルソン、婚約者のレイチェル・マクアダムスとは『ウェディング・クラッシャーズ』(2005)でも共演しています。
ピカソの愛人で、ギルが想いを寄せるアドリアナをマリオン・コティヤールが演じます。
第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞しています。

最初から最後までパリは素晴らしいという内容でした。
深夜にパリの街並みを散歩するのが良い、パリは雨に当たって歩くのが最高、などパリホリックの男性が深夜にほろ酔いで歩いていると、ふいに現れた年代物のタクシーに乗り込んでタイムスリップしてしまう。
そして次から次へと憧れの有名人に出会い、自分の脚本を読んで感想をもらったり、出来すぎた展開が続きます。
そういう夢を見させてくれる魅惑のパリなんだな、と視聴者は途中まで思うと思うんですけど、毎夜出かける娘の婚約者が怪しいと尾行させていた探偵も、なぜか1920にタイムスリップしてしまうことで夢と現実の区別がつかなくなり、徐々に物語の様子が変わっていきます。

昔の人もきっと過去に憧れを持っている。例えばレオナルド・ダヴィンチだって昔の方が良かったと思っていたかもしれない。
人はそういう生き物だから、懐古主義はやめて現代を生きるべき。というメッセージを、主人公のギルがまさに体現してくれるので分かりやすく共感できます。
そして少しでも文芸の知識があれば十分楽しめるロマンティックラブコメディでした。

それにしても、最後は土砂降りの雨の中をレア・セドゥと楽しそうに歩いて終わるんですけど、ここまでくるとなんとなくパリへの皮肉を感じてしまうのは私だけなのでしょうね…。

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