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『ツレがうつになりまして。』(2011)

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『ツレがうつになりまして。』あらすじ

カスタマーサービスで働く夫、通称ツレが、ある日突然うつ病だと診断される。
結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻の晴子は、妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。
会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが……。

「篤姫」以来の夫婦を演じる宮崎あおいと堺雅人が、二人で鬱を乗り越えるハートウォーミングストーリー

主演は、NHKの大河ドラマ「篤姫」以来2年ぶりに夫婦役を演じる宮崎あおいと『南極料理人』(2009)の堺雅人。
共演に大杉漣、余貴美子、吹越満、吉田羊、津田寛治、梅沢富美男ら豪華俳優陣が脇をかためる。
監督は『カーテンコール』(2006)などの佐々部清。
原作は細川貂々の同名コミック。
本作には、細川貂々の夫で本作のモデルでもある望月昭がカメオ出演しています。

鬱と診断されてしばらくのBGMは専らクラシックで綺麗に物語は進んでいくのに対して、初めて直面する鬱患者の不可解さや気難しさに困惑する晴子と自分の心の状況に困惑するツレの戸惑いが浮き彫りになっています。
夫の異変に気付けなかった自分の不甲斐なさから最初は一生懸命に看病するものの、現実はそう甘くなく生活費の問題やひたすらネガティブ思考を口にし続ける夫につい厳しい言葉をかけてしまう、そんな晴子の弱さにも共感できます。
アンティークの花瓶を見て生まれた「割れなかったことに意味がある」という言葉と、晴子とツレの懸命な闘病生活から見る側も学ぶものが多い、心温まる映画です。
そして、イグアナよりも何よりも、宮崎あおいに癒される映画でした。

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