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『セッション』(2014)

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『セッション』あらすじ

ニーマンは幼い頃からドラムの才能に恵まれ、将来は世界的なジャズドラマーを夢見て念願の名門音楽学校に入学した。
新しい生活に胸を躍らせ、19歳らしく恋愛にも憧れるニーマン。
入学して早々、ニーマンの演奏はフレッチャーという学園で有名な教師の目にとまり、彼が率いるバンドで演奏することになる。
そのバンドに参加することは学園でも名誉なことで、ニーマンは期待を膨らませてスタジオの扉を叩いた。
いざレッスンが始まると、最初はにこやかだったフレッチャーの様子が激変する。
コンマ数秒のズレすら許さず、過剰な罵倒と暴力をもってバンドメンバーを滅多打ちにする。
ニーマンの、文字通り血がにじむような音楽生活が始まる…。

『セッション』『ラ・ラ・ランド』とオスカー監督の地位を確立したデイミアン・チャゼル

監督・脚本はデイミアン・チャゼル。
主演に『ファンタスティック・フォー』(2015)などのマイルズ・テラー。
スパルタ教師にJ・K・シモンズ。
脚本に『スプリット』(2017)のジェイソン・ブラム。

見終わった後は大変疲弊する映画です。
途中のフルメタル・ジャケット的なやりとりからして徐々に削られるのですが、何よりも最後の演出で心臓がシュッと縮みあがりしばらくドキドキして、その後ドッと体が重くなります。
生徒を思っての厳しさなのか、単にそういう性格で偶然生徒が大成したのか謎で、最後までこういった教育方針に疑問が残ります。
とはいえ『ラ・ラ・ランド』(2017)でも思ったのですが、グッドエンドなのかバッドエンドなのかハッキリさせないけど不思議なほど満足感のある納得の締めくくりに、思わず唸ってしまいます。

『ラ・ラ・ランド』に引き続き出演したJ・K・シモンズはレストランの責任者としてライアン・ゴズリングにクビを言い渡す役で、思わず身構えてしまうほど『セッション』で色々植え付けられました。
主演のマイルズ・テラーは今年の5月に公開される新作『ビニー 信じる男』でボクサーとして血まみれになったりと、何かと『セッション』の面影を消すことができません。それほど衝撃作だということです。

そして次の作品が待ち遠しいデイミアン・チャゼル監督ですが、『The Claim』というスリラーが7年越しに映画化が決定されたと発表されました。脚本を担当するそうです。
以前にも『グランドピアノ 狙われた黒鍵』(2013)でスリラーの脚本を手掛けたことがあるそうですが、『セッション』『ラ・ラ・ランド』を経た今どういう仕上がりになるのでしょうか。
『セッション』は十分スリラーのようなものでしたが…次も楽しみですね。

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